クリニックのご案内
舌下免疫療法
スギ花粉症・通年性アレルギー性鼻炎にお悩みの患者さんへ
アレルゲン免疫療法は、根本的な体質改善が期待できます。
スギ花粉症は、スギ花粉が原因(アレルゲン)となっておこるアレルギー疾患です。通年性アレルギー性鼻炎は、ダニ、真菌(カビ)、昆虫、ペットの毛などが原因となり、季節に関係なく症状があらわれるアレルギー疾患です。
どちらも、主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのつらいアレルギー症状を伴い、その症状によって日常生活の様々な場面で影響を及ぼすことがわかっています。
スギ花粉症と通年性アレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげたり、日常生活に与える影響を改善するなどの効果が期待されます。
これまでのアレルゲン免疫療法は、医療機関で皮下に注射する「皮下免疫療法」だけでした。しかし、最近では、舌の下で治療薬を保持する「舌下免疫療法」のお薬が登場し、自宅で服用出来るようになりました。
アレルギー性鼻炎の診断
●問診
アレルギー性鼻炎かその他の疾患かを判断するために、症状が出る時期や程度、アレルギー歴などについて聞かれます。
●アレルギー性鼻炎の検査
・皮膚反応テスト
アレルゲンに対する皮膚の反応を調べます。
・鼻鏡検査
鼻鏡と呼ばれる道具を使って鼻の粘膜を確認します。
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・血清抗体検査
血液検査をします。アレルゲンに対する抗体の量を調べます。
・鼻汁検査
鼻水を採取し、鼻汁中の好酸球を調べます。
舌下免疫療法とは
●服用期間の例
・一日一回、少量から服用を始め、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
・初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、2日目からは自宅で服用します。
●服用方法の例
治療薬を舌の下に置き、お薬ごとに定められた時間保持したあと、飲み込みます、その後5分間はうがい・飲食を控えます。毎日の服用が必要です。
●服用時にさけること
服用前、及び服用後2時間は、激しい運動、アルコール摂取、入浴などは避けるようにしてください。また、服用後2時間以降にこれらを行う場合にも副作用の発現に注意してください。
●効果を発現するメカニズム
効果を発現するメカニズムは十分に解明されていません。
舌の下から入ったアレルゲンが体内で反応し、アレルギー反応を抑制する免疫反応がおこることで症状がおさえられると考えられています。
期待できる効果
長期にわたり、正しく療法が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえられる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
スギ花粉症とダニアレルゲンによる通年性アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法では、以下の効果が期待できます。
スギ花粉症の舌下免疫療法では、治療開始後の初めてのスギ花粉飛散シーズンから、ダニアレルゲンによる通年性アレルギー性鼻炎の舌下免疫療法では、治療を開始して数カ月後から効果が期待されます。
年単位で継続することで最大の効果が得られると考えられます。
舌下免疫治療法をご希望の方へ
●舌下免疫治療法と、これまでの薬物療法との違いは?
これまでのお薬は、症状をおこす物質(ヒスタミンなど)の働きや鼻の中の炎症をおさえて症状を和らげます。
アレルゲン免疫療法は、体をアレルゲンに慣らして、症状を和らげたり、根本的な体質改善が期待できる治療法です。
●どこで治療できるの?
当クリニックにご相談ください。
●いつから始められるの?
スギ花粉症に対する舌下免疫療法は、スギ花粉が飛んでいる時期は、治療を新たに開始することはできません。
スギ花粉症の「アレルゲン」は「スギ花粉」であり、スギ花粉が飛んで着る時期はアレルゲンに対する体の反応性が過敏になっています。そのため、スギ花粉が飛んでない時期に治療を開始します。治療開始時期については、医師とご相談ください。
ダニアレルゲンによる通年性アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫治療法は、時期に関係なくいつでも開始できます。
●どれくらい治療するの?
少しずつアレルゲンを投与し、体をアレルゲンに慣らすことから始め、数年にわたり継続して服用します(3年以上推奨)。そのため、定期的な受診が重要です。
●効果はどれくらいであらわれるの?
正しく治療が行われると、スギ花粉症の舌下免疫治療法では、治療開始後の初めてのスギ花粉飛散シーズンから、ダニアレルゲンによる通年性アレルギー性鼻炎の舌下免疫免疫療法では、治療を開始して数カ月後から効果が期待され、年単位で継続することで最大の効果が得られると考えられます。
長期間、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、治療終了後も長期にわたり症状をおさえること、または症が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の使用量を減らすことも期待できます。
●気をつけることは?
アレルゲンを投与することから、服用後にアレルギー反応がおこるおそれがあり、まれに強いアレルギー症状が発現するおそれがあります。
●何歳から治療ができの?
小児の患者さんも治療ができます。当クリニックにご相談ください。
