胃がん予防対策に ピロリ菌、胃炎での除菌も保険適用

平成25年2月21日に委縮性胃炎や化生性胃炎などのヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)に起因した慢性胃炎の患者さんに対しても除菌療法が保険適応となりました。

piroriピロリ菌は50代以上の感染率が80{8335af5da3900c9610fae525cd32dcb1e53c9516835cd55aefb91595bf4faa7b}とされ、これらの胃炎は胃がんの発生母地になると考えられておりピロリ菌感染のない人は胃がんが少ないことが疫学的に言われています。除菌を行うことで胃がんになる危険性を3分の1程度にまで下げることが可能と考えられています。

そのため胃潰瘍・十二指腸潰瘍については、日本でも平成12年11月より、ピロリ菌の除菌療法(1次除菌)が保険で認められるようになり、さらに平成19年8月1次除菌不成功例に対する2次除菌療法が保険適応になりました。その後平成22年6月、胃・十二指腸潰瘍以外にMALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者さんに保険適応が拡大しました。
しかし、その際慢性胃炎は保険適応とならなかったのですが今回ようやく保険での除菌が可能となりました。

ピロリ菌の除菌を受けるにあたって内視鏡による検査等の条件がございますので、まずは当クリニックにお問い合せください。