予防接種
クリニックのご案内
インフルエンザ予防接種
対象者
1.接種日において65歳以上の方で、インフルエンザ予防接種を希望する方
2.60〜64歳の方で、心臓・腎臓・呼吸器などに重い障害を有する方(身体障害者手帳内部疾患1級程度の方)
予防接種(ワクチン)の種類
Hib(ヒブ/ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)ワクチン
大切な脳や脊髄を包んでいる膜を髄膜といいます。この髄膜に細菌やウイルスが感染して炎症が起こる病気が髄膜炎です。乳幼児の細菌性髄膜炎を起こす細菌はいくつかありますが、原因の半分以上を占めているのが「ヘモフィルスインフルエンザ菌b型」という細菌で、通常「Hib/ヒブ」と呼ばれています。このHibの感染を防ぐことが期待されます。
※Hibは冬に流行するインフルエンザウイルスとは全く別のものです。
五種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ・Hib)ワクチン
五種混合ワクチンとはジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・Hibの混合ワクチンです。
対象者は生後2か月から7歳6か月未満の子ども、接種回数は合計4回(初回3回、追加)となります。
初回接種時(3回分)は1回ごとに20日から56日までの間に接種します。追加分として3回目終了後1年から1年6か月までの間に接種します。
小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー)
小児用肺炎球菌ワクチンは、生後2ヶ月から9才までのお子さんに接種することができるワクチンです。
このワクチンの接種によって肺炎球菌による重い感染症(細菌性髄膜炎・菌血症など)を防ぐことが期待されます。
成人用肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)
肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防するワクチンです。
感染症の約80%に効果が期待され、1回の接種で約5年間、免疫が持続するといわれています。
BCGワクチン
二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチン
麻疹・風疹混合(MR)ワクチン
麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。伝染力が強く、一生のうちに一度は必ずかかる重い病気です。
発熱、せき、鼻汁、目やに、発疹を主症状とします。また風疹は、風疹ウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。潜伏期間は2〜3週間です。軽いカゼ症状で始まり、発疹、発熱後頚部リンパ節腫脹などが主症状です。
その他、眼球結膜の充血もみられます。発疹も熱も約3日でなおりますので「三日ばしか」とも呼ばれています。麻疹・風疹混合ワクチンは、この麻疹・風疹に対するワクチンが一緒になったものです。
日本脳炎ワクチン
感染した豚から蚊が媒介して感染し、脳炎を起こす病気です。人から人へは感染しません。感染しても大多数の方は無症状ですが、脳炎になると高熱・痙攣(けいれん)・意識障害が発症します。
治療が難しく、亡くなったり発症後重い後遺症が残る危険性があります。この日本脳炎ウイルスへの感染を防ぐことが期待されます。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)ワクチン
ムンプスウイルスの飛沫感染によって起こる病気です。潜伏期間は2〜3週間です。症状は耳下腺部の腫れです。一般的には片側からはじまり、1〜2日間で両側が腫れてきます。
水痘ワクチン
みずぼうそうとも呼ばれ、ウイルスが原因で発生する感染症で、発病すると体の体幹部を中心として、小水疱、水疱、かさぶた、丘疹(盛り上がった皮膚のはれ)などの発疹が交じり合って出現します。
A型肝炎ワクチン
汚染された飲み水や魚介類を摂取することで感染する病気で、とても感染力が高いことが特徴です。
2〜6週間の潜伏期間を経て発症し、高熱、全身倦怠感、下痢、食欲不振など風邪に似た症状が現れます。
B型肝炎ワクチン
B型肝炎ウイルスに汚染された血液が皮膚の傷口等から体内に入り込むことによって感染する病気です。
1〜6ヶ月間の潜伏期間を経て発症し、症状の程度は様々で発熱や黄疸などの典型的な肝炎の症状のでる人もいれば、症状の全くでない人もいます。乳児においては、分娩時に母体から感染することがあります。稀に家庭内感染することがあります。
子宮頚がんワクチン(シルガード9)
シルガード9はヒトパピローマウィルスの感染を防ぐワクチンです。
子宮頸がんや尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウィルスというごくありふれたウィルスの感染が原因で起こることが知られています。
シルガード9に含まれる9つのHPV型により、日本人の子宮頸がんの原因となるHPV型の88.2%をカバーします。